麻生太郎財務相は4日の閣議後記者会見で、企業が赤字決算となった場合にその額を翌期以降の黒字から差し引ける「繰越控除制度」の縮小を検討するという一部報道について「検討している事実はない」と述べた。
繰越控除を縮小すると企業の税負担が増える一方、法人税収は増える。同制度の見直しなど課税ベースの拡大を含めた法人税改革は政府税制調査会が月内に議論を再開する予定。
麻生氏は会見で「法人税のあり方についてはまずは政府税調において検討してもらう」とし、甘利明経済再生担当相も同日の会見で「(政府税調の)議論を見守りたい」と述べた。