政府税調は今後、専門の検討グループで税率を下げた場合の経済影響や、特定業界を優遇する租税特別措置の縮小など課税範囲の拡大も検討する。同グループの座長に就いた大田弘子・元経済財政担当相は、13日の総会で、「法人税をどう競争的なものにするかを考える必要がある」と決意を示した。
法人税改革へ一歩を踏み出した政府税調。その動きとは対照的に税制改正の決定権を握る自民党税調は引き下げに慎重姿勢を崩さない。法人税率を1%下げると約5000億円の税収減になり、それだけの代替財源を見いだすのが難しいというのが理由だ。野田毅税調会長も6日の講演で「当面は基本的な税率引き下げより、デフレ脱却のための戦略対応が大事」と指摘。2014年度税制改正に盛った設備投資促す政策減税を優先し、税率の引き下げは、中期的な課題との立場を変えていない。6月の骨太方針に税率引き下げを盛り込めるかは、政府税調などからの改革案で党税調の理解を得られるかが、鍵を握りそうだ。