ビットコイン問題、「ＦＲＢには監督権限ない」とイエレン議長が見解

　【ワシントン＝柿内公輔】米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）のイエレン議長は２７日、一部の取引所で取引停止などの混乱が広がっている仮想通貨ビットコインの問題について、「銀行業界の外で起きている出来事だ」との立場を示したうえで「ＦＲＢには監督権限がない」との考えを示した。米上院での質疑で述べた。

　ビットコイン問題を受けて、当局に規制を求める声が出ている点に対しては、イエレン氏は「議会が法的な枠組みを検討するのが適切」との考えを示した。