日露貿易の現況(2013年)【拡大】
首相は「近年の日露経済交流の強化に向けた機運の高まりには目を見張るものがある。日露経済交流の進展に寄与していくことを期待している」と強調。プーチン氏も「経済関係はダイナミックに発展しており、両国の経済界から建設的なプロジェクトが出てくると予測している」とした。
一方、ウクライナ情勢について、セチン社長は「危機自体は長く続くとは思わない」と述べ、今後も、日露の協力を強化していきたいとの考えを示した。その上でロシアへの制裁は「解決策にはつながらない」と牽制(けんせい)した。
日露間では、貿易額が昨年まで3年連続で過去最高を更新。昨年4月以降、両国首脳の会談が重ねられたこともあって、官民を挙げた経済協力拡大の機運が高まっていた。
それだけに、日本企業の間ではウクライナ情勢の先行きに懸念が強い。フォーラムに参加した日露交流促進官民連絡会議代表世話人を務めるコマツの坂根正弘相談役も、記者団に「官民の連携を取ることが難しくなるなら、かなり影響は大きい」とし、緊張が続けばロシアへの新規投資に影響が出ると警戒感を示した。