桐谷流・株主優待 マル得生活のヒミツ(第1部)「お金を使わず超ラクラク人生」 (3/7ページ)

2014.3.21 12:05

 居酒屋やレストランなどを運営する会社の無料優待飲食券なども、その多くは有効期限がある。そこで桐谷さんは、優待券を無駄にしないように有効期限の迫ったものを片っ端から使っている。日ごろ持ち歩いているミニポーチには、札束ならぬ優待券の束がぎっしり。

 東京の街中をママチャリでさっそうと走る桐谷さんの姿はテレビ番組などですっかりおなじみとなったが、有効期限の迫った優待券を無駄にしないように、全速力でいくつもの店を駆け巡って使い切る姿には、思わず感動すら覚えてしまう。

 食事や酒だけでなく、映画鑑賞やスポーツクラブなど、桐谷さんが優待券で利用するサービスはかなり幅広い。行動的なライフスタイルが実践できるのも、「優待生活だからこそ」なのだという。

 銘柄選びは利回りのほか業績や財務力もチェック

 「プロを目指して18歳で故郷の広島県竹原市から上京したんですが、プロ棋士になるまでの7年4カ月間は本当に貧乏な生活を送っていました。そのせいか、今でも貧乏性が抜けなくて、お金を持っていてもほとんど使いません。だからどうしても出無精になってしまうんですが、優待券は利用期限が決められているので無理にでも使わないともったいない。おかげで、もともとあまり行動的ではないのに、映画やスポーツを積極的に楽しむようになりました」

山一證券やライブドア、日本航空などいくつも買って大損

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