韓国の製鉄最大手で生産量世界6位のポスコが経営の立て直しを図っている。同社は昨年、世界市場での価格競争激化などが要因で売上高が前年比2.7%減の61兆8000億ウォン(約6兆131億円)、最終利益が同43%減の1兆3600億ウォンと業績が低迷。今年3月に新たに就任した権五俊(クォン・オジュン)・会長兼最高経営責任者(CEO)の手腕に期待が集まっている。現地英字紙コリア・タイムズなどが報じた。
ポスコは昨年の不振について、世界的な供給過剰によって製品価格が1トン当たり平均10万ウォン下落したのが響いたと分析した。現在も価格面で優位に立つ中国勢がシェアを拡大しているのに加え、日本勢も円安で輸出攻勢を強めており、同社は国内外の鉄鋼市場で苦戦を強いられているという。
権CEOは就任に際し、当面は市場からの資金調達を通じて財務体質の強化に注力する意向を表明。ポスコの財務・経営を立て直して競争力強化を目指すと抱負を述べた。