日銀が2日発表した「生活意識に関するアンケート調査」では個人の1年後の物価予想(消費税増税の影響を除く)は平均で5.0%と1年前の調査に比べて1ポイント上昇。日銀が初めて集計した企業の物価見通しでも、企業は1年後の物価上昇率を平均で1.5%と予測。日銀の狙い通り、予想物価上昇率は確実に上がっている。
長期金利は、金融緩和導入前(0.55%)と比べ横ばい圏内の0.6%台前半。銀行の貸出残高も2月は前年同月比2.4%増と29カ月連続でプラスとなり、他の2つの波及経路もおおむね機能している。
脱デフレに向け、主な経済指標も改善。金融緩和前に1ドル=93円台だった円相場は103円台まで円安が進み、日経平均株価も1万2000円台から1万5000円台に上昇した。特に2%を目標とする消費者物価指数(生鮮食品を除く)は緩和前の昨年3月は前年同月比0.5%のマイナスだが、2月は1.3%のプラスだ。