3つのビル完成で、生まれるスペースはなんと名古屋ドーム12個分。名古屋市は先月、平成40年のリニア中央新幹線開通に向け、「誰にでも使いやすい国際レベルのターミナル駅」を目指すとし、これら民間高層ビルを歩道で結ぶことなどを盛り込んだ「名古屋駅周辺まちづくり構想」の素案をまとめた。入り組んだ地下も含め歩行空間を整備することで、都市再生を目指すとしている。
名古屋駅前にはすでに、「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)完成までは世界一高い駅ビルだった「JRセントラルタワーズ」(高さ245メートル)や、「ミッドランドスクエア」(同247メートル)が立ち並ぶ。3つの巨大ビルはいずれも200メートル前後で、「名古屋駅前がニューヨーク・マンハッタンになる」ともささやかれている。
6年ぶりの賃貸オフィス大量供給という“衝撃”
だが、不動産市場に詳しいエコノミストは「名古屋には今、非常に危機感が漂っている」と指摘する。
ニッセイ基礎研究所のリポートによると、過去4年間、名古屋市内では建て替えや再開発により賃貸可能面積が減少。これが名駅地区だけでなく伏見、丸の内の空室率向上につながった。