東証取引「夕方」案に脚光 時間拡大、対面証券の「夜間」反発強く (2/3ページ)

2014.4.18 06:54

主要証券取引所の取引時間

主要証券取引所の取引時間【拡大】

 東証は研究会の事務局として、夜間は午後9~11時、夕方は午後3時半~5時を「コアタイム」と設定する試案を提示している。夕方が現在の取引時間を間断なく延長するかたちで午後3時から始まらないのは、「(午前9時~午後3時の)本則市場とは、金融商品取引法上の別市場と位置付ける」(東証)ことを明確にする思惑がある。本則市場を単純に延長すれば、取引への参加を全証券会社に強制することになり、実現のハードルが高くなる。また、“正式な”終値が夕方になると、投資信託の時価を計算して顧客に提供する作業に、多大な影響を与えることになる。

 夕方取引が脚光を浴びるのは、夜間取引に対する対面証券の反対が強いからだ。店舗や営業員を構える対面証券は、夜間取引を実施すれば人件費を中心に大幅なコスト増となりかねない。研究会でも、「夜間取引のニーズがもしも高いなら、対面証券としてはビジネスモデルを変えなければいけない」という意見が出た。また、第3回会合では対面証券でつくるグループから、夜間取引の問題点を指摘する文書が提出された。

「取引終了後に企業が情報を開示するが、それを踏まえて取引する場が日本にない」

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