TPP日米協議、急転政治決断か 前進演出か (2/2ページ)

2014.4.23 19:35

東京都内のホテルで取材に応じるフロマン米通商代表(左)と、首相官邸を出る甘利TPP相=23日午後

東京都内のホテルで取材に応じるフロマン米通商代表(左)と、首相官邸を出る甘利TPP相=23日午後【拡大】

 日米協議は、日本の重要農産品5分野のうち、コメ、麦、砂糖は関税を維持する方向だが、牛・豚肉や乳製品のチーズについては米国が関税をなくすか、ゼロに近い水準まで大幅に引き下げるよう要求。日本は牛肉の関税(現行38・5%)を半分程度まで下げることで合意した日豪経済連携協定(EPA)を譲歩の目安としており、協議は難航してきた。

 TPP交渉参加12カ国のうち経済規模で8割を占める日米の対立は交渉全体の停滞要因となっており、日米協議の行方は他の参加国も注視している。日米協議が暗礁に乗り上げれば、交渉全体も“漂流”が避けられないだけに、両首脳は交渉加速に向け、どれだけ前向きなメッセージを打ち出せるかが問われる。

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