インドネシアでカナダの携帯電話メーカー、ブラックベリーが復活を期したスマートフォン(高機能携帯電話)の新製品を投入した。業績不振にあえぐ同社はブラックベリー人気が高いとされる同国で低価格スマホを発売し、シェア奪回の足がかりとしたい考えだが、専門家からは厳しい意見も上がっている。現地紙ジャカルタ・ポストなどが報じた。
新製品の「Z3ジャカルタ・エディション」は5インチ画面の全面タッチパネル方式で、長く同社の特徴だったキーボード方式とは異なる。価格は219万ルピア(約1万9700円)とインドネシアで拡大する中間層向けに設定した。ジョン・チェン最高経営責任者(CEO)は「この2年間、シェアを落としてきたが、Z3をきっかけに反撃に転じたい」と述べた。
ブラックベリーは2000年代後半に普及期を迎え、世界で利用者を増やしたものの、10年代に入ってから米アップルの「iPhone(アイフォーン)」や米グーグルのOS(基本ソフト)「アンドロイド」を搭載したスマホが台頭し、急速にシェアを失った。13年12月~14年2月期の第4四半期決算は4億2300万ドル(約430億円)の赤字だった。