同国の今後の輸送インフラ政策を検討する委員会は、インラック政権の計画よりも多い総額3兆バーツのインフラ整備計画を策定してNCPOに提出した。インラック政権の計画から高速鉄道建設を除いた1兆2000億バーツに、新港の建設やドンムアン、スワンナプームの両国際空港の拡張などを加えた結果、金額が膨れあがったという。
タイではこのほかに総額3500億バーツの治水インフラ整備計画もストップしている。NCPOは今後、インフラ整備計画の精査に入り、7月中旬には総合的な経済対策として発表する方向だ。高速鉄道の建設計画をはじめとする巨額プロジェクトの行方が注目される。(シンガポール支局)