また、世界銀行は今月、ミャンマーのコメ政策に関する報告書を作成。同国のコメ輸出がアフリカ、中国への低品質米の輸出に依存していることが農家の所得低迷と投資不足につながっていると分析した。
同報告書は、ミャンマー政府に対し、規制緩和で精米などの分野に国外からの直接投資を呼び込み、品質と生産性の向上を図るとともに、港の使用料や手続き費用といったコストを削減し、インフラ整備も進めて輸出を促進する必要があると指摘している。
さらに、こうした措置に加えて欧州連合(EU)やシンガポール、マレーシアなどアジア各国に輸出先を多様化することで、今後10~15年の間に輸出量を現在の倍に引き上げることが可能だと提言した。
世銀によると、ミャンマーは国民の70%がコメ生産で生計を立てており、コメの輸出拡大、農家の収入増は同国の課題である貧困削減にもつながるとみられている。今後、政府のコメ政策がいっそう重要性を増していきそうだ。(シンガポール支局)