野村インベスター・リレーションズ(IR)によると、5月末時点で優待制度を導入する上場企業は1年前に比べ45社多い1127社。導入比率は29.7%と過去最高で、内容も多岐にわたる。拡充の動きも目立ち、ミズノは先月、株主30人を抽選で、11月に三重県で開催される全米女子プロゴルフ公式戦に招待すると発表した。
10月に株式分割を行う日本航空は、優待割引を受けるために必要な持ち株数を据え置く。これにより株主がもらえる優待割引券の枚数は分割前より増える。野村IRは「企業は安定株主としての個人投資家を重視している」と指摘する。
NISAが長期保有を前提とした制度であることも大きい。いったん売却すると、その分非課税枠を失うため、NISAで投資した個人株主は安定的に保有してくれる可能性が高いからだ。