中国を自由にさせぬ 日本版「海兵隊」創設着々、強襲揚陸艦で尖閣守る (3/3ページ)

2014.7.21 18:05

米海軍の強襲揚陸艦「マキン・アイランド」=2014年7月7日、米サンディエゴの海軍施設(共同)

米海軍の強襲揚陸艦「マキン・アイランド」=2014年7月7日、米サンディエゴの海軍施設(共同)【拡大】

  • 米海軍の強襲揚陸艦マキン・アイランドと同じ強襲揚陸艦エセックス
  • 米海軍の強襲揚陸艦「マキン・アイランド」を艦上で視察する小野寺防衛相(右端)=7日、サンディエゴの海軍施設(共同)

 島嶼防衛の切り札

 小野寺氏が導入を本格検討するとした「強襲揚陸艦」は、水陸両用車など上陸用装備を搭載することになる。海上自衛隊は、おおすみ型輸送艦を保有しているが、海上輸送力の不足が指摘されており、島嶼部への上陸作戦は困難だとされてきた。

 小野寺氏が視察した「マキン・アイランド」はワスプ級強襲揚陸艦の8番艦だ。ワスプ級はヘリコプターを最大42機搭載可能で、飛行甲板のヘリ発着スポットは9カ所設定されている。AV-8B「ハリアー」のような固定翼機の運用も可能で、脅威度が低い海域では軽空母のような働きも期待できる。

 海兵隊の能力を大幅に向上させるオスプレイの発着もできるため、おおすみ型輸送艦よりも能力は格段に向上する。島嶼防衛の切り札となるのは間違いない。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5980円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。