経産省で開かれた小規模企業基本政策小委員会=25日【拡大】
小規模企業は、原則的に商業・サービス業では従業員5人以下、製造業などは同20人以下と定義されており、家族経営の工場や商店などが含まれる。平成24年時点で全国の中小企業(385万社)の約9割に相当する334万社が存在し、政府の中小企業白書は「地域の経済社会・雇用を支える存在」と位置づける。
しかし、人口減少に伴う国内需要の縮小や大企業の海外移転、経営者の高齢化などにより、小規模企業は21年(366万社)から3年間で32万社減った。経産省幹部は「このまま小規模企業が減少し続ければ、地域社会に大きな影響を与える」と危機感を示す。
アベノミクスにとっても、小規模企業への支援は重要な意味を持つ。景気回復の実感を全国に届けることがアベノミクスの課題となっている中で、地域経済を支える小規模企業が元気になることが地方経済の活性化につながると期待されるためだ。経産省の田中良生政務官も25日の有識者委の会合で「全国津々浦々までアベノミクスが浸透するよう、継続して取り組んでいきたい」と強調した。(三塚聖平)