国土交通省は28日、平成27年度予算の概算要求を発表した。総額は26年度当初予算比16%増の6兆6869億円。安倍政権が重視する「地方創生」関連や防災対策を手厚くする。公共事業関係費は16%増の6兆120億円。成長戦略に重点配分する特別枠には1兆4181億円を計上した。
地域活性化では、高齢者や子育て世代が安心できる生活環境の実現へ「コンパクトシティ」を推進。地方を訪れる外国人客を増やすため、複数の都道府県の観光地を訪れる「広域観光周遊ルート」の形成を促す。
防災・減災対策では、南海トラフ巨大地震や首都直下地震に備えた対策に2441億円を計上。インフラの老朽化対策のための維持管理や更新の推進には4400億円を計上した。
交通網整備では、整備新幹線の国費分の建設費として26年度当初予算と同額の720億円を要求した。与党などが要望する北海道、北陸の両整備新幹線の延伸区間の開業前倒しにかかる費用については具体額を示さない事項要求とした。
同日発表した27年度の税制改正要望では、住宅購入資金を親や祖父母からもらった際の贈与税の非課税措置を3年間延長するとともに、非課税枠を現行の最大1千万円から最大3千万円に拡大することを求めた。