第2次安倍改造内閣にとって経済・財政運営の最大の懸案は、消費税率10%への引き上げ判断だ。景気の足取りが力強さを欠く中、再増税のタイミングを見誤れば、日本経済再生への道筋が途絶えかねない。
債務残高1000兆円超の財政を立て直すべく、政府は財政健全化を示す基礎的財政収支の赤字幅を、2015年度は10年度比で半減させる目標を掲げる。
だが、目標達成は来年10月の税率10%引き上げが前提。麻生太郎財務相は3日、「(10%への引き上げを)決められる経済にしなければ」と、財政再建には再増税が不可欠との認識を示した。
だが、足元では4月の8%引き上げに伴う個人消費低迷が長期化。4~6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値が年率換算で前期比6.8%減と急落したほか、7月以降も家計消費は伸び悩んでいる。