金融政策決定会合を終えて記者会見する黒田東彦・日銀総裁=9月4日午後、日銀本店(大西史朗撮影)【拡大】
日銀は、世の中に大量のお金を供給する金融緩和策について国債や社債を買い入れるなどの手段でマネタリーベース(資金供給量)を年間60兆~70兆円増やし、2014年末に270兆円にするとしているが、15年以降の緩和策について言及していない。このため、多くのエコノミストは、日銀が最も追加緩和に踏み切りやすいタイミングは「年明け」と分析する。一部には「10月説」もあるようだ。
追加緩和に踏み切れば、政府が来年10月の消費税再増税を年末に判断する際の景気の下支えになるとも期待される。安倍晋三首相のブレーンである本田悦朗内閣官房参与は、フジサンケイビジネスアイのインタビューに「再増税の場合、追加緩和が必要になる可能性がある」と指摘した。
ただ追加緩和策にそれほど有効な手段があるわけではなく、野村証券の木下智夫チーフエコノミストは「想定の範囲内であれば、それほど大きな効果は見込めない」と指摘する。