ベトナムは2013年のビール消費量が前年比7%増の30億リットルで、中国、日本に次ぐアジア3位のビール消費大国となっている。経済成長とともにビール消費量も増加し、この10年で倍増した。しかし、保健省の調査によると、全人口の4.4%がアルコールに起因する疾病にかかっているとされ、14~15歳の男子で69%、女子で28%が飲酒を経験しているもようだ。こうした調査結果から病気の増加や飲酒の若年化が問題視されるようになり、飲酒による交通事故も増加傾向にあることなどから規制強化の動きが強まった。
保健省がさらに、夜10時以降のアルコール販売を禁止すべきだと主張しているほか、メーカーでもサイゴンビール総公社が8月に同国初となるノンアルコールビールを発売するなど、同国のビール市場は新たな動きを見せ始めている。
経済成長により生活様式の変化が進むなか、ベトナムのビール文化も新しい時代を迎えつつあるといえそうだ。(シンガポール支局)