米ウォール街で過熱化する中国ネット株人気 看過される所有構造リスク (2/5ページ)

2014.9.21 07:40

中国による米国上場

中国による米国上場【拡大】

 アリババだけではない。ソーシャルメディアの微博(ウェイボー)やインターネット検索大手の百度(バイドゥ)など、米ウォール街で中国ネット株が人気だ。米国に上場する中国ネット株は赤字か、黒字でも予想株価収益率(PER)が40~50倍を超える銘柄も珍しくなく、米国の主要500社平均の約17倍をはるかに上回る。

 中国ネット株は、中国のネット消費市場の成長が期待されている。「モメンタム・ストック(勢いのある材料株)」と呼ばれる米新興株の上昇に連動した格好だが、米新興株ほど技術革新力がない分だけ、低金利政策が長期化する市場の「カネ余り」を象徴する現象といえる。

 だが、ここにきて、中国ネット株人気に異を唱える声が聞かれ始めた。

 先週初め、アリババの経営幹部一行が説明会を開いていたころ、投資会社マディ・ウォーターズ・リサーチを率いるカールソン・ブロック氏が市内で会った投資家にこう繰り返していた。「米国の投資家は守られていません。気をつけてください」

中国企業が海外で資金調達できる「抜け穴」

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