東京証券取引所が立地するなど日本を代表する証券の街、日本橋兜町(東京都中央区)で、再活性化を目指す動きが出てきた。来月1日には、中堅証券会社が撮影スタジオを開設し、株式相場の情報発信を行う。「投資と成長が生まれる街」をコンセプトに、約10ヘクタールを再開発する計画もある。中小証券会社の廃業などで消沈する兜町ににぎわいが戻るか注目される。
中堅の内藤証券(大阪市)は、ビデオカメラなどの撮影機材を備えたスタジオ「Kabuスタ 7110」を兜町の支店内に開設する。スタジオでは、インターネットやテレビで株式情報番組を提供するストックボイス(東京)向けに、内藤証券の担当者が日本や中国の株式相場の動向を分析する。同社の内藤誠二郎社長は「証券界発祥の地からの情報発信基地として活用されるよう運用したい」と強調する。
また、兜町に物件を多数保有する平和不動産は、街の再開発に着手し、第1弾として今後10年間で2~3区画を開発する予定だ。