北海道、北陸新幹線の開業前倒し…財源巡り議論 政府・与党WG 

2014.10.21 21:10

北陸新幹線の新型車両W7系

北陸新幹線の新型車両W7系【拡大】

 北海道、北陸など整備新幹線の開業時期前倒しを検討する政府・与党のワーキンググループ(WG)は21日の会合で、開業前倒しに必要な財源上の課題などについて議論した。

 与党は北海道新幹線で現行予定から5年、北陸新幹線で3年、それぞれ開業時期を前倒しするよう要望している。だが、国土交通省の試算では、実現には5400億円が必要となる。

 会合では、新幹線を運行するJR各社が将来支払う施設使用料(貸付料)を担保に賄えるとみている2千億円について、財務省は「内容を精査する必要がある」と指摘。与党が提案しているJR九州の株式売却収入の活用をめぐっても、同省は「現状では上場時期や売却収入の見込みが不確定」とした。

 一方、太田昭宏国土交通相は21日の閣議後会見で、整備新幹線の開業時期について「少しでも前倒しはできないのか」と前向きな姿勢を示したが、前倒しの幅をめぐっては「数字を申し上げる段階にない」とした。

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