強気貫く日銀への信頼揺らぐ 景気判断、政府と温度差 (3/3ページ)

2014.10.24 06:18

 日銀は31日にまとめる「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で、14年度の実質成長率見通しを従来の1.0%から0.6%程度へ引き下げる方向で検討する。それでも民間予想(平均0.3%程度)とは開きがある。同日公表の9月の消費者物価指数(除く生鮮食品)は、増税分を除いた伸び率が1%前後とみられ、2%の目標にはほど遠い。

 みずほ証券の上野泰也チーフマーケットエコノミストは「景気の実態は日銀の見立てよりも弱く、黒田総裁は説明に苦慮している。来年1月にも追加緩和に迫られる」と予想している。

 政府と日銀の10月公表の景気指標

 ≪内閣府≫

 指標名/基調判断など/前回との比較

 景気動向指数(8月)/下方への局面変化を示している/引き下げ

 消費動向調査(9月)/消費者マインドは、足踏みがみられる/引き下げ

 月例経済報告/景気は、このところ弱さがみられる/引き下げ

 ≪日銀≫

 指標名/基調判断など/前回との比較

 金融政策決定会合/緩やかな回復を続けている/横ばい

 さくらリポート/9地域のうち8地域が据え置き/横ばい

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