日銀は31日にまとめる「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で、14年度の実質成長率見通しを従来の1.0%から0.6%程度へ引き下げる方向で検討する。それでも民間予想(平均0.3%程度)とは開きがある。同日公表の9月の消費者物価指数(除く生鮮食品)は、増税分を除いた伸び率が1%前後とみられ、2%の目標にはほど遠い。
みずほ証券の上野泰也チーフマーケットエコノミストは「景気の実態は日銀の見立てよりも弱く、黒田総裁は説明に苦慮している。来年1月にも追加緩和に迫られる」と予想している。
政府と日銀の10月公表の景気指標
≪内閣府≫
指標名/基調判断など/前回との比較
景気動向指数(8月)/下方への局面変化を示している/引き下げ
消費動向調査(9月)/消費者マインドは、足踏みがみられる/引き下げ
月例経済報告/景気は、このところ弱さがみられる/引き下げ
≪日銀≫
指標名/基調判断など/前回との比較
金融政策決定会合/緩やかな回復を続けている/横ばい
さくらリポート/9地域のうち8地域が据え置き/横ばい