TPP交渉、「APECでの合意は想定せず」 米USTR代表が発言

2014.10.31 08:55

 【ワシントン=小雲規生】米通商代表部(USTR)のフロマン代表は30日、ワシントン市内でのイベントで、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について、11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合にあわせた最終合意は「想定していない」と述べた。

 フロマン氏は首脳会合について、「TPP交渉国の首脳同士が会話を交し、政治的な推進力を得るためのよい機会だ」と述べるに留めた。さらに「期限を設けて交渉するつもりはない」と従来の立場を繰り返し、オバマ大統領が6月に打ち出した年内大筋合意にこだわらない姿勢をにじませた。

 またTPPの日米協議に関しては「残された問題での溝を狭めてはいるが、まだ進むべき道が少し残されている」と話した。

 各国に積極的な交渉を促すために必要とされる、米議会が大統領に交渉権限を一任する「貿易促進権限(TPA)」法については、「中間選挙後に議会とともに取り組めることを楽しみにしている」と述べ、成立に期待を示した。

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