【ビジネスアイコラム】
やると決めたら、大胆にドーンと。黒田東彦(はるひこ)日銀総裁はさすがだ。日銀生え抜きの白川方明(まさあき)前総裁ときたら、too late,too little(遅すぎ、ちょっぴり)策しかとらなかったために、金融緩和効果は出ず、むしろ円高・株安、デフレ加速を招く始末だった。
それでも、その黒田さんに注文がある。異次元緩和を強化しても、来年10月予定の消費税率10%引き上げを脱デフレ遂行まで見送るよう、安倍晋三首相に進言することだ。
理由第1は、今年4月からの消費税増税がアベノミクス効果、特に異次元緩和効果を台無しにしかけたという現実だ。安倍首相の信認が厚い黒田総裁は昨年9月、首相に対して増税による景気へのマイナスは金融緩和で打ち消せると進言したのは、大変な誤りだった。