「中国版アップル」輩出できず 「創業板」開設5年、改革を模索 (1/3ページ)

2014.11.11 05:58

 中国版ナスダックと呼ばれる、深セン証券取引所の新興企業向け市場(ベンチャーボード)の「創業板(チャイネクスト)」が、10月30日で開設5周年を迎えた。この5年間で、革新的事業の展開を後押しする重要な資本調達の場に成長した創業板だが、いまだ世界で活躍する企業を輩出していないという現実もあり、今後の飛躍に向けた制度改革を模索中だ。

 時価総額100億元43社

 創業板に上場する企業は、開設当初の28社から5年間で400社に拡大、その時価総額は1500億元(約2兆7975億円)から2兆元に膨れ上がった。創業板指数は2010年6月1日から14年8月31日までで42.45%上昇し、176社が最新の権利確定日に発行価格の2倍を超えている。

 ただ、創業板で10月29日までに時価総額が100億元を超えた企業は43社にとどまる。しかも、いまだ米アップルやマイクロソフト、ヤフー的な世界規模の企業を輩出しておらず、阿里巴巴集団(アリババ・グループ・ホールディング)のような世界を目指す中国企業は創業板を利用しないまま海外で新規株式公開(IPO)を果たした。

国内株式市場全体が深刻に受け止めるべき問題

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