中国の北京で開かれていたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は11日、アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)構想の「可能な限り早期」の実現を目指すとした首脳宣言を採択し、閉幕した。FTAAPの実現に向けた課題を探る戦略的研究を2年間をめどに共同で取り組むことでも合意した。
議長国・中国の習近平国家主席は「アジア太平洋の新たな将来図を描こう」と訴え、「高度に開放的な一体化の取り組みをできるだけ早く実現すべきだ」と強調。安倍晋三首相は「FTAAPの土台と位置づけられた環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)などを積極的に進めている」と述べ、FTAAPの実現に貢献する考えを示した。
FTAAPの実現に向けた工程表も承認されたが、中国が提案した実現目標時期の設定にはFTAAPをTPPの「発展版」と位置づける日米が難色を示し、盛り込まれなかった。