村長のアウンチョー氏は時々、すべての村民を招き、食事を振る舞う=2012年8月、チャウセー(筆者撮影)【拡大】
結局、最初から最後までアウンチョー氏の正当性だけが認められ、郡長が村長を激励して集会は終わった。郡当局が賄賂をもらっているのか、NLD村長に気を使っているのかは不明のままだが、彼は権力を維持し、若者たちの不満と不安は解消されずに残った。
多数の支持を得るには手段を選ばない村長の行政手法にも、何かとお上やマスコミに訴え出ようとする若者たちにも、民主主義が始まったばかりの活気とともに暴走が感じられる。
L村の住民たちは、多数の村長派も少数の反村長派もほとんどがNLD支持者である。こうした対立に他党が介入できないほどNLDの支持基盤は強いのか、対立がその分裂をもたらすのか、いずれにしても結果が出るのは次の選挙ということになるであろう。