黒田総裁は25日、名古屋市で講演し「賃金や価格設定の動向に大きな期待と関心を寄せている」と語った。
一方、反対した委員からは副作用懸念のほか、「物価は相応に上昇しているというのが家計の実感」との意見もあった。
午前9時のスタートから3時間半が過ぎた午後0時半ごろ、政府側出席者の宮下一郎・財務副大臣らが会合の一時中断を要請。麻生財務相への連絡とみられ、約10分後に再開されると「経済の好循環をさらに後押しするための措置として、政府としても歓迎する」と賛意を示した。
結果、賛成票を投じた5人の大半は学者陣で、反対に回った4人は全員が民間企業の経営首脳や証券会社のエコノミストとなった。
日銀は今月19日の金融政策決定会合で、追加緩和の継続を決めた。前回反対した4人のうち、3人が賛成に回り、木内登英審議委員のみが反対。黒田総裁は記者会見で、「いったん決めた政策を短期間で変更するのは日銀の信認を損なうとの理由」と説明した。