1日の円相場は一時1ドル=119円台に乗せ、2007年8月以来、約7年4カ月ぶりの円安ドル高水準となった。原油価格の下落などが理由になって、ドルが買われて円が売られる展開となった。しかし夕方になって、円が急伸に転じるなど、突如として乱高下している。
乱高下の理由は、格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスが日本国債の格下げを発表したため。この格下げを受けて、夕方としては珍しく大きな売買となった。
東京外国為替市場の午後5時現在は、前週末比52銭円安ドル高の1ドル=118円73-74銭。ユーロは46銭円安ユーロ高の1ユーロ=147円49-53銭。
午後5時半ごろになって、対ドルで119円10銭台まで下落した後に、今度はちょうど1円ほど上昇し、118円10銭台まで値を上げた。
午後6時30分現在は、1ドル=118円29-30銭、1ユーロ=147円42-44銭。その後は118円台前半で値動きしている。