日銀が15日発表する12月の全国企業短期経済観測調査(短観)の民間予想がほぼ出そろった。
民間調査会社16社が公表した予想をフジサンケイビジネスアイが集計したところ、代表的な指標の「大企業・製造業」の景況感は横ばいとみられるが、円安で原材料価格の高騰を懸念する「大企業・非製造業」や中小企業の景況感は悪化する見通しだ。
前回9月の調査時点から大幅に進んだ円安や日銀による追加の金融緩和の影響などが注目されている。
企業の景況感を示す業況判断指数(DI=景気が「良い」と回答した企業割合から「悪い」と答えた割合を引いた値)の16社平均値は、大企業・製造業がプラス13と前回調査(プラス13)から横ばいを見込む。
9月短観では12月時点の業況DIをプラス13と見通していた。
9月調査から「改善する」との予測は5社、「悪化する」との予測も5社、残る6社は横ばいを見込むなど、各社の予想にはばらつきがある。
プラス15を予想した日本総合研究所は「株高に加え、円安による海外収益のかさ上げが景況感改善に寄与する」と説明。これに対し、第一生命経済研究所は「円安効果は製造業全体には及んでいない」として、プラス11と見込む。