11日の東京株式市場は3日続けて大幅続落した。日経平均株価の終値は、前日比155円18銭安の1万7257円40銭。午前に一時368円値下がりし、1万7000円割れが視野に入ったが、その後は、主力株の買い戻しが相次ぎ、下げ幅を縮小した。
終日軟調。前日の米国の大幅安を受けて、寄り付きは232円安の1万7180円。この後、乱高下した円相場が1ドル=117円台前半まで急騰した影響で、午前9時台に日経平均株価は368円安の1万7043円の安値をつけた。
午前終値は164円安の1万7247円まで回復。午後は1万7200円台前半を中心に小さな値動きにとどまった。
東証株価指数(TOPIX)の終値は、前日比9.79ポイント安の1397.04。東証1部銘柄は午前はほぼ全面安だったが、終値段階では65%の1183が値下がりした。
ファーストリテイリングは一時2日続けて1000円を超える値下がりとなったが、終値では495円安まで回復。ファナック、トヨタ自動車、パナソニックなども下げ幅を大きく縮小して終わった。