JRいわき駅前で有権者らと握手する候補者(左)=2日午前、福島県いわき市【拡大】
衆院選が2日公示され、本格的な選挙戦がスタートした。株式市場への影響について、市場関係者からは「選挙結果はすでに織り込み済み」との見方が広がっている。自民党が現議席数を大幅に上回る、または単独で過半数を下回るといった“サプライズ”がない限り、株価の変動はなさそうだ。市場の期待は、円安ドル高を背景とした企業業績の改善に移っている。
同日の東京株式市場の日経平均株価の終値は、前日比73円12銭高の1万7663円22銭だった。2日続けて年初来高値を更新したが、「選挙戦の行方を反映した動きではない」(証券アナリスト)といい、日銀が追加緩和で上場投資信託(ETF)の購入を拡大したことなどが上昇要因となった。
これまで過去5回の衆院選で最も株価が動いたのは、安倍晋三政権が誕生した前回の衆院選だ。デフレ脱却、日銀による金融緩和期待の高まりを背景に、投票日からの1カ月間で株価は10.9%上昇した。