韓国の首都ソウルの住宅街。同国は住宅ローンの急増などで家計債務が過去最高水準に膨れ上がった(AP)【拡大】
韓国で家計債務の増大が続き、危機感が高まっている。韓国銀行(中央銀行)によると、今年9月末までの家計債務は累計1060兆3000億ウォン(約116兆2090億円)で過去最高となった。7~9月期の増加幅22兆ウォンも四半期ベースでは過去最高だ。現地英字紙コリア・ヘラルドなどが報じた。
中銀は、10月末時点で支払いが滞った家計の借入残高も547兆4000億ウォンとなり、前月比で6兆9000億ウォン増加したとしている。1カ月の増加幅としては、中銀が統計を取り始めた2008年以降で最大となり、消費者の台所事情が悪化していることが明らかとなった。
同国は、今年に入って景気浮揚を目的に、住宅ローンの融資上限を撤廃し、金利を史上最低水準となる2%まで引き下げるなど、政府と中銀が内需刺激策を講じてきた。これが結果として住宅ローンの急増を招き、家計債務が増える要因となった。