韓国の自動車市場は2015年も輸入車の販売攻勢とシェア拡大が続きそうだ。同国自動車最大手、現代自動車の研究機関である韓国自動車産業研究所(KARI)は、来年の同国の新車販売台数を前年比2%増で過去最高を19年ぶりに更新する165万台と予想。なかでも輸入車は、同14.8%増となる22万5000台に達する見込みと発表した。現地の聯合(れんごう)ニュースなどが報じた。
KARIは、韓国国内で買い替え期に入った車両が多くなることに加え、スポーツ用多目的車(SUV)の人気の高まりなどを受けて新モデルの投入が活発化することを要因に、来年の販売増を予想した。
なかでもウォン高と自由貿易協定(FTA)の影響で輸入車の販売が伸びる見通しだという。