韓国は国策として推し進めているFTA強化の影響でここ数年、輸入車の販売拡大が続き、かつて50%の輸入関税によって保護されていた国産メーカーにとっては厳しい状況が続いている。
国産車への強いこだわりをみせていた消費者心理も変化し、10年前は3%だった輸入車のシェアが、現在までに過去最高となる14%に拡大した。
今年は11年に締結した韓国・欧州FTAの影響から、24年ぶりに欧州からの完成車の輸入額が輸出額を上回る見通しだ。
来年の自動車市場について、KARIはウォン高とFTA効果が継続し、輸入車の販売増の流れは変わらないとしている。