4月の消費税率引き上げで新車販売が低迷する中、高級車の売れ行きが堅調だ。トヨタ自動車は23日、9月に前年同月比で販売がプラスに転じた高級車ブランド「レクサス」の新型スポーツクーペを発表した。メルセデス・ベンツの1000万円以上するモデルは前年の約4.4倍を売り上げる人気で、販売面でのばらつきが鮮明になっている。
レクサスが発売したのは2ドアクーペの「RC」と、サーキット走行もできるよう性能を高めた「RCF」。RCの価格は565万~678万円、RCFは953万~1030万円に設定した。
月販目標は合わせて110台。レクサスインターナショナルの福市得雄プレジデントは「ブランドを象徴するモデル。エモーショナルな走りを楽しんでもらいたい」とアピールする。