自動車エンジニアの水野和敏氏。後継エンジニアの育成に奔走している【拡大】
【戦士の休息】 自動車エンジニア・水野和敏さん
日産自動車を代表するスポーツモデル「GT-R」の開発を任された水野和敏氏が同社を退社したのが2013年3月。以来、自動車エンジニアとして講演やセミナー、執筆活動をこなしてきたが、自ら決めた充電期間を終え、新たな挑戦に踏み出す。
--退社して1年半がたつ
「会社という枠を外したので今まで見えなかったことが見えてきた。これからは自動車づくりのトレンドリーダーとして、進化させた“GT-R”を創る。近く一緒にやるエンジニアを募集する。そして第2、第3の“水野”を日本に残す」
--エンジニアとして大切にしてきたことは
「エンジニアは技術屋ではなく、ライフプロデューサーだ。新たなライフスタイルを創り出し未来のときめきを提供するのが役割。ユーザーが求める『あったらいいな。だけど出来っこないよね』を実現するのがエンジニアの仕事だ。諦めずに考え続ける。すると答えが見えてくる」