米国経済にも不安要素が残る。ユーロ安ドル高が加速すれば、輸入物価の下落や原油安を招き、米連邦準備制度理事会(FRB)が目標とする物価上昇率2%は遠のく。今年半ばと見込まれているFRBの利上げが遅れる可能性もある。
また、ユーロ安で円も買われやすくなり、日本企業の欧州での価格競争力が低下する懸念もある。
25日にはギリシャで総選挙が実施され、最大野党の急進左派連合が第一党になれば、緊縮財政の緩和を求めて欧州連合(EU)との摩擦が生じる恐れもある。
みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは「3月ぐらいまで欧州不安は続くだろう」と分析する。(藤原章裕、アテネ 宮下日出男、ワシントン 小雲規生)