日米間では、農産品と工業製品の関税をパッケージ(ひとまとめ)にして、複数の選択肢を検討している。日本の豚肉の関税では、輸入価格が1キロ524円を超える高価格品に課す4.3%の関税を撤廃するほか、1キロ約65円未満の低価格品にかける1キロ482円の関税を50円程度まで段階的に下げる案が有力だ。
牛肉では、米国産牛肉にかける関税を現在の38.5%から9~11%程度まで段階的に引き下げる方向で調整している。牛・豚肉ともに輸入量が近年の輸入実績を一定程度上回る場合は関税を引き上げる緊急輸入制限(セーフガード)を導入する方向だ。
コメでは、日本政府が関税なしで輸入するミニマムアクセス(最低輸入量)の枠内で米国産主食用米を優先的に買い取る形で輸入量を増やしたり、枠外に無関税か低関税まで下げる輸入枠を設けたり、これらを組み合わせたりする案が俎上(そじょう)にのぼっている。