ダゴンシティ1プロジェクトをめぐっては、当初から地元住民の反対が強かった。というのもシュエダゴンパゴダに最も近いうえ、外国企業が参加していることもあって、建設開始当初からテレビCMを含め派手な宣伝を行うだけでなく、予約開始前から、大きな気球を上げ、それがパゴダと一緒に遠くからも見えることもあり、常に注目を集めてきた。
ヤンゴン市の開発計画ではとくにシュエダゴンパゴダについて、市内の離れたところからでも見ることができるよう、ゾーンを設け、高さ制限を行っている。今回の建設が中断された各プロジェクトについても、こうした計画に基づいて、建設が承認されているはずだ。
しかし、実際にはこうした規制が守られていないのではという疑念が市民の間から噴出。このため、中央政府が対応に乗り出し、開発許可を出したヤンゴン市が統括するヤンゴン市開発委員会(YCDC)と政府機関であるミャンマー投資委員会(MIC)に対し、再調査を指示した。
MICのアウン・ナイン・ウー事務局長は、現地紙に対し、「上層部、おそらく大統領府だと思うが、プロジェクト全体について、歴史的建造物に対してどの程度の影響があるのかを調べるよう指示があった」と説明したうえで、調査が終わり次第、建設は再開されるだろうと語った。
同局長はまた、別のメディアに対し「(MICとしては)YCDCからプロジェクトについての推薦があったので、承認した」と説明しており、YCDCとMICの間の連携に問題があったことを示唆している。