環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉がまた綱渡りの日程となってきた。日米など参加12カ国は3月中旬に米ハワイで首席交渉官らによる事務レベル会合を開く方向で調整していることが20日、分かったが、3月に見込まれていた12カ国の閣僚会合開催は4月にずれ込む可能性が大きくなっている。全体の合意期限は5月上旬との見方もあり、交渉の成否は時間との勝負になりそうだ。
「春先というスケジュールは若干ずれていく」。甘利明TPP担当相は20日の閣議後記者会見で、12カ国の閣僚会合に関してこう述べ、3~5月に開催されるとの見方を示した。
日米はこれまで、2月中にも両国間の閣僚協議を開き、日本の重要農産品の関税の扱いなどをめぐる日米協議の決着を付けたうえで、3月中旬に12カ国の閣僚会合を開催して大筋合意にこぎ着けるシナリオを描いていた。