チュニジアでのテロ事件について記者会見する安倍首相=19日午前、首相官邸【拡大】
政府は19日午前、チュニジアの銃撃事件で日本人3人の死亡が明らかになったことを受け、首相官邸に情報連絡室を設置し、邦人の安否確認と犯行組織の情報収集を急いだ。安倍晋三首相は官邸で記者団に「いずれの理由があったとしてもテロは断じて許されない。強く非難する。今後、国際社会と連携を深め、テロとの戦いに全力を尽くしていく」と述べ、万全の態勢で臨むことを強調した。
政府は日本時間の18日午後8時40分に事件を探知し、午後9時に在チュニジア日本大使館に現地対策本部、午後11時に外務省に対策室を設置した。日本人の死亡を確認した19日午前7時には首相官邸に情報連絡室を開設。在チュニジア日本大使館では在留邦人の安否確認と同時に、事件現場周辺に近づかないように指示を出している。
加藤勝信官房副長官は19日午前の記者会見で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」との関連性について「現時点ではコメントできない」と述べ、犯行組織の解明に努めていることを強調。チュニジアのシド首相が「日本人5人が死亡」と発表したことに関しては「負傷者を含めた数字だと確認した」と説明した。