太田昭宏国土交通相は3日の記者会見で、中国が主導する国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)について、「公正なガバナンスを確立できるかどうか、慎重な検討が必要だ」と述べ、参加表明に関する結論を急がず、当面は中国の動きを見守る考えを示した。
政府による道路や鉄道、空港などのインフラ輸出の促進について、太田国交相は国際協力機構(JICA)を通じた円借款や国際協力銀行(JBIC)による融資などを例に挙げ、「各事業に最も適した資金面の支援を行うことが肝要だと現時点で考えている」とし、資金面については当面、現行のシステムで対応可能との考えを示した。
さらに、「(ガバナンスなどの)問題意識は中国側に伝えたが、明確な説明がない。期限にとらわれずに働きかけることが重要だ」と述べた。