ファンケルの機能性表示を施したサプリメント「えんきん」【拡大】
消費者庁は17日、4月に導入された制度で、食品が体にどのように良いかを国の許可なく表示できる「機能性表示食品」の届け出を8件受理したと明らかにした。新制度に基づく受理は初めて。届け出てから60日後に販売が可能になるため、商品は早ければ6月にも店頭に並ぶ。
届け出には科学的根拠を示した論文などが必要で、同庁は資料をホームページで公開した。
受理されたのは、ファンケルの老眼対策サプリ「えんきん」や中性脂肪を減らす成分を配合した「健脂サポート」、キリンビバレッジの「食事の生茶」、キリンビールのビール系ノンアルコール飲料「パーフェクトフリー」など8件。
えんきんは、眼精疲労の回復に効果があるとされるアスタキサンチンなどを配合。臨床試験で機能を実証し、新パッケージには「手元のピント調節機能を助け、目の使用による肩や首筋への負担を和らげる」と機能性表示を施した。30日分60粒で2160円。ファンケルは健脂サポート(30日分120粒で2047円)とともに6月19日に通信販売や直営店で発売する。