山西省太原市のスーパーに並ぶコメ袋。中国の国産米は業者の意識の薄さなどからブランド化が遅れており、ゆとりのある層には日本米やタイ米が人気となっている(中国新聞社)【拡大】
中国人民大学農業農村発展学院が14年に実施したブランド米調査で、最も消費者の印象に残っているブランドは上位から順に五常、盤錦(遼寧省)、北大荒(黒竜江省北大荒米業)、福臨門、古船(北京古船米業)、七河源(北京七河原食品科技)、金竜魚、金健(金健米業)、米字牌(吉林糧食集団米業)、利是(盤錦利是米業)、御泉(吉林省徳春米業集団)だった。トップの五常は全体の20%に満たず、さらに地域ブランドの五常と盤錦以外はすべて企業ブランドだ。
◆薄い企業意識
現在、中国の企業ブランド米構築は非常に立ち遅れている。企業側にはブランド分けによって市場を細分化する意識が薄く、詳細なマーケティングを行うという構想が欠けている。
業界マーケティング関係者は「コメは薄利商品で、販売が安定している商品でもある。高いコストを投じて宣伝を行うことに企業は二の足を踏んでおり、これらが積み重なって悪循環が生じている」と説明する。
「近年、業界には川上の原料争奪戦と川下の価格競争という二重の圧力があり、ブランド構築にかける余裕はない」と業界関係者。加工生産能力も過剰で価格をさらに抑制している。