国産米、優良品でも遅れるブランド構築 消費者志向高級化、人気は海外産 (3/3ページ)

2015.4.21 05:00

山西省太原市のスーパーに並ぶコメ袋。中国の国産米は業者の意識の薄さなどからブランド化が遅れており、ゆとりのある層には日本米やタイ米が人気となっている(中国新聞社)

山西省太原市のスーパーに並ぶコメ袋。中国の国産米は業者の意識の薄さなどからブランド化が遅れており、ゆとりのある層には日本米やタイ米が人気となっている(中国新聞社)【拡大】

 1998年に業界で初めて上場した金健米業も例外ではない。同社は稲作の盛んな湖南省で設立されたが、主体の食用油加工業務は業績が悪化の一途だ。食用油大手の北大荒農業はコメ取扱業務が赤字となり、14年4月に同業務を正式に廃止した。

 実は中国市場にも日本産やタイ産に匹敵する良質なコメは存在する。河南省新郷市原陽県産の品種「黄金晴」は1990年代中ごろに、産量や管理の容易さ、品質面すべてでコシヒカリに劣らないレベルと評価された。また江蘇省の「南粳」はミルキークイーンと省内品種を交配して開発した品種で、口当たりはコシヒカリを超えるといわれる。

 これらのコメは品質が良くてもブランド化には遠いのが現状だ。南粳は07年に国家植物新品種に申請したが、産業化は遅れている。黄金晴は偽物や粗悪品が出回っている状況だ。(新京報=中国新聞社)

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