新幹線代理戦争に見えない終着駅 北陸・森氏VS北海道・町村氏 (3/4ページ)

2015.4.29 17:02

11日、福井市内の工場で金属メッキの実験を見学する安倍晋三首相と森喜朗元首相(写真下)。写真右上は町村信孝前衆院議員(コラージュ)

11日、福井市内の工場で金属メッキの実験を見学する安倍晋三首相と森喜朗元首相(写真下)。写真右上は町村信孝前衆院議員(コラージュ)【拡大】

 福井駅先行開業をめぐっては、与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)が夏までに結論を出すことになっている。稲田氏が首相のバックアップを受けて先行開業に道筋を付けることができれば、当選4回の稲田氏にとって今後のステップアップに向けての大きな実績となるに違いない。

 稲田氏以上に、北陸新幹線の金沢以西の開業前倒しに熱心なのは石川が地元の森喜朗元首相だ。今回の首相視察に、森氏は東京駅から北陸新幹線に一緒に乗って同行している。

 “舞台”は清和研内に

 ただ、そこには一筋縄ではいかない事情もある。

 政府筋によると、昨年末まで与党PTの座長を務めていた町村信孝前衆院議長が、北陸新幹線よりも自分の地元の北海道新幹線の先行開業を優先させてしまったというのだ。

 政府・与党は今年1月、北海道新幹線の新函館北斗-札幌を従来計画より5年前倒しして平成42年度末に、北陸新幹線の金沢-敦賀を3年前倒しして34年度末に開業することを決めた。北陸側からすれば、北海道の財源を北陸にさらに投入すれば、東京五輪開催に合わせた福井駅の先行開業も可能だったというのだ。

整備新幹線延伸への影響は避けられない状況

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