マイホームを6割近く所有 上海住民、1世帯平均は3.09人

2015.5.11 06:09

マンション販売の展示会場。面積など上海に常住する人の居住条件も改善が進んでいる(中国新聞社)

マンション販売の展示会場。面積など上海に常住する人の居住条件も改善が進んでいる(中国新聞社)【拡大】

 上海の常住人口の6割近くが市場経済の下で一般の分譲住宅を購入して“マイホーム暮らし”を実現し、1割が保障性住宅(中低所得者用分譲・賃貸住宅)に暮らしていることが、上海社会科学院社会調査センターと同院社会学研究所が発表した「上海住民住宅・不動産状況最新調査報告」で明らかになった。

 同報告によると上海住民(市内に戸籍を持たない人も含めた常住人口)が暮らす住宅の1世帯当たりの居住面積は71.04平方メートル、1人当たりでは24.16平方メートルだった。

 今回調査対象となった住民の1世帯の平均人数は3.09人で、核家族化が進んでいることが分かる。

 また、1人当たりの居住面積は最大が129平方メートル、最小が2.5平方メートルで、51.6倍の格差があった。

 一般の分譲住宅を所有する世帯では、1世帯当たりの居住面積が76.79平方メートル、1人当たりが25.81平方メートルだった。上海住民の居住条件は著しく改善しているという。

 また職務上で高い地位にある住民の分譲住宅所有率は75.27%であるのに対し、低い地位の住民は54.80%だった。

 注目すべきは、退職者のうち財産権のある分譲住宅を所有する割合が84.3%に上り、現役世代を上回っていることだ。これは、1994年に福利住宅(勤務先から賃貸する公有住宅)制度が廃止された際、低価格で居住者に払い下げられたため。こうした集合住宅のほとんどが現在では老朽化が進んでいる。

 調査報告では、低学歴・低所得者は郊環高速道路(郊外を通る環状高速道路)の外側に住む比率が高いことも指摘。その上で、「膨大な数の低所得者層に、便利で質の高い住宅を提供することは容易ではない」と分析している。(中国新聞社)

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